マタニティマークのお話

マタニティ期

いよいよ出産間近になり、慌ててたくさんの記事をあげてます
今日は、ずっと書こうかどうしようかと思っていたマタニティーマークの話。
あくまで私の経験談です＾＾


私は３月まで（妊娠３３週まで）電車通勤をし、フルタイムで仕事をしていましたが
妊娠がわかってからマタニティマークはずっとカバンにつけていました。

マタニティマーク・・。いろいろ物議をかもしていますよね。
このマークをつけていることによって危険な目にあう方や嫌な思いをする方がいるなど
ニュースやネットのトピックなどを見るたびに、「うーん
」と思っていました。

いざ自分がつけるようになってからも、座らないと電車に乗れないような体調の時は
そもそも家を出る時間をずらすか、一本逃すとか、一度逆向きの電車に乗って目的地から遠ざかり絶対に座れる駅でのぼり電車に乗り換える・・なんてこともしていました。
幸い会社はフレックス制度がありましたので、悪阻が長かった私は妊娠したとたんに毎日「１０時出社」（汗）
でも、自分の体を守るためですから、無理して満員電車に乗ることはできませんでした＾＾；

そして、立ったままでもなんとか大丈夫かなぁ？という時は普通に電車に乗り込む訳ですが
マタニティマークつけていますので、だいたい優先席前に立つことに。
もともとお年寄りの方や怪我をされている方が座っていることも多いですので
席を譲ってもらえなくてもイライラしないし（笑）

年が明けて少し悪阻がおちついてきた頃だったか、会社の女性陣でマタニティマークの話になり
「実際譲ってもらえるの？？？」と聞かれたのですが
快く譲ってくださる方も多い反面、やはり寝たふりされたり舌打ちされたりしたことも数回＾＾；
だいたい半々くらいでしょうか・・。

その時に先輩に「優先席に最初から座っている若者はそもそも席を譲る気なんてないだろうから、優先席じゃないとことに立ったらいいんだよ」と言われて、なるほどー！と思いましたが
やっぱり「なんだよー、妊婦が来たよ」って嫌な顔されたらショックなのでなるべく電車のすみっこに・・。

妊娠中は７ヶ月ほど通勤してましたが、怖いなぁと思ったことは二回だけでした。
一度は別に誰に何をされた訳でもないです。
空いている時間に電車に乗ったのでもともとあいている席に座ったのですが
優先席の窓ガラスにマタニティーマークが貼ってあって「優しい心遣いを」みたいに書いてあるじゃないですか。
あのマークが・・・カッターか何かで切られてたんですよね
妊婦に斬りかかる訳にはいかないけど、よっぽどイライラしたんでしょうか＾＾；

もう一回は会社を辞める直前で、引き継ぎもあるので２２時まで残業していた頃。
立ったまま帰るのはしんどくて、でも大きなお腹でこんな時間に電車に乗る方が悪い・・と思われていそうで
一人の時は一度都心に向けての電車に乗り、ターミナル駅まで行ってから折り返すか
旦那っち（勤務先は私より都心よりなのでかろうじて座れる）と帰る時間を合わせて、旦那っちが優先席に座って来てくれて、私が会社最寄りから同じ電車に乗り、席を交代してもらうか
どちらかにしていました。

ある日、旦那っちに席を交代してもらった時に、もともと彼の前に立っていたガタイの良い男性が
酔っ払っていたようで、私に向かってなにかブツブツ言ってる。
「俺が座るはずだったのに」・・みたいな言葉もちょっと聞こえていて冷や汗かきましたが
かばんでお腹を守りながら結局は何事もなく帰れました
この頃は疲れると眠くて座ったとたんにすぐ寝てたのですが、一睡もできませんでしたけどね。

と、マイナスなことから書いてしまいましたが
多くの方に声をかけていただき、温かく席を譲ってもらったこともたくさんありました。
一つとっても印象的だったのは・・。

私がつけていたマタニティーマークは二種類。
ひとつは雑誌のおまけ。もう一つは母子手帳と一緒に区役所でもらったもの。
雑誌（たまひよだったかな？）のおまけはスワロがついていて可愛いのですが
マークの印刷部分が若干小さいのです。
この小さい方をかばんにつけていた日、優先席前が混雑していたので普通の席の前に立っていたのですが
ちょうど斜め前に座っていた男性がそわそわし始める。
目の前の男性は私が前に立ったとたんに眠りましたので（笑）、このままでも大丈夫よ！という表情で乗っていたのですが
その斜め前男性、カバンをガサゴソガサゴソし始め（しかも周りの人も注目するほどガサガサーっと。）
中から取り出したのはメガネケース！
メガネをかけて私のカバンに顔を近づけ凝視。
うんと頷き、メガネをケースにしまい、ケースをカバンにしまい・・

そして、素敵な笑顔で大きな声で「どうぞ！！」って席を譲っていただきました。
あぁ・・。マーク小さくてごめんなさい。でも本当にありがとう！
私が降りる駅に着く頃もまだ乗っていましたので「本当に助かりました～」ってお礼を言っておりました。
（もちろん、譲って頂いた時も「ありがとうございます」と言っていますが）

カバンをガサゴソしているときから周りの人皆さん見ていましたので
彼のような好意を別の妊婦さんや体が不自由な方に向けるきっかけになったら素敵だなぁと思いましたし
私も今後身軽に電車に乗る時期になった時に、どなたか困っていらっしゃる方がいたら
お役に立てるように、電車に乗っている時もきちんとまわりに配慮しよう・・って思いました。
（基本ぼーっとしているので、あまり周りを見ていないことが多いのです＾＾；）

多くの人が譲り合う、助け合う心をもっていたら、気持ちの良い空間になりますしね

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ということで、私は無事に妊娠期間の電車移動を乗り越えることができました！
感謝感謝。