不妊治療 まとめ

もう治療終了して1ヶ月以上経ちますが、このブログは不妊治療の記録
のためにスタートした・・ということもあって
交流はなくても記事を読みに来ている不妊治療仲間が今でもたくさんいらっしゃると実感しています

(自分のブログの検索ワードとか見ると・・ね(笑))

自分の気持ち等の整理も兼ねて最後にまとめ記事を書こうと思います。
※アドバイス等はありません。あくまで私の治療のまとめだけです。


まず、(MLCでの)費用
について以前質問をいただいていたので
今回の分だけまとめてみました。

凍結胚盤胞移植にむけて2016年に通院した分
通院回数6回
通院費用 360,615円

2014年に採卵、顕微授精、胚凍結にかかった分
通院回数6回
通院費用 318,330円
(この時はドミノで移植もしていますが、再診料などはこちらに換算)

D2受診~採卵~移植~判定まで
MLCではだいたい70万円弱かかる計算になるでしょうか。
(そして陰性判定とともに急にこの額にブルブルしてしまう・・)

人によってケースはいろいろでしょうけれど
私自身はKLCでもMLCでも採卵の時に一つずつしか採れませんでしたので
言ってみると割高でした(笑)
不妊治療総額でいくらかけたのかは・・怖すぎて計算したくありません

1回の採卵でたくさん凍結できる方はもう少しコストは低くおさまると思います。


私の治療暦は2014年に半年+2016年に1ヶ月。
とても短いです。

加藤レディースクリニック(KLC)で不妊治療開始。
検査等もろもろ行って
タイミング1回、採卵2回、移植2回、採卵失敗が1回

KLCはとても多くの方が通っています。若い方も多い印象。
朝7:30に並んでも受付番号が100番を超えるのは当たり前。
だいたい3,4時間は病院で過ごすことになりますので
仕事しながらは結構大変です。
ただ、治療費に関してはとても良心的だなと感じています。
(採卵から移植まで40万円弱だったと記憶しています)

KLCの一番の特徴は採卵時に麻酔をしないこと。
それだけ細い針を使って体にかかる負担を少なくしているのですが
私は卵管の癒着があって奥まで針を刺さないと採卵できないので
その痛みに耐えることができませんでした。

転院したのは両角レディースクリニック(MLC)
こちらは私が転院した当初は両角先生お一人でしたが、現在は他にも先生がいらっしゃいます。
両角先生も鈴木先生もとても優しくて何でも相談しやすいです。
治療方針も自分の意見を伝えることができますし、先生は最善の方法を提案してくださいます。
納得しながら治療を進めることができますが、ネックなのは治療費が他より少し高額なこと。
先にも書きましたが、採卵から判定までの一連で70万円近くかかります。
私はこちらで2回採卵、2回移植を行い、1回目で息子を授かりました。


不妊治療を経験して自分なりに感じたことですが
先の見えない治療は暗くて長いトンネルの中に押し込められているようで、
費用や時間だけでなく心への負担がとても大きいように思います。
他の方のブログを読んでいても、夫婦仲に亀裂が入ってしまったり、心の病を抱えてしまったりする方も少なからずいますよね。
私自身はあまり普段から自分を追い詰めない性格なので
そんなに苦痛は感じていませんでしたが、それでも判定が陰性だった日は相当泣きました

女性として欠陥があるんじゃないかと悩んだりもしました。(でも翌日にはケロっと前向きになれます(笑))
今子育てしながらも思うことですが、自分を追い詰めても何の意味もないし、また、人と比べて良いことなんて一つもありません。
だから、やるべきこと・できることをコツコツ積み重ねるだけ。とにかく前に進む!
そして、せっかくやるなら楽しむくらいの気持ちでいた方がラクな気がしていました。

一番大変だと感じていたのはやっぱり仕事とのやりくりです。
仕事に穴をあけたり締切に遅れたりは絶対にしませんでしたが
半休等お休みをもらわないと病院に通えない時期もありましたので
同僚(女性)には早々に不妊治療宣言していました。
上司(男性)にもわりと早く伝えた方だと思います。
家族の協力はもちろんですが、職場の協力もなかったら通えなかった・・。
その点、私の勤め先は理解のある人がとても多くて本当に助かりました。

自分なりに不妊治療中の半年間は「大変」「つらい」と感じたこともありましたが
結果的に振り返ってみると短期決戦ですぐに妊娠できましたので
苦労は少なかったのだろうと思っています。
もしもう少し治療を続けなければいけなかったとしたら・・。
想像でしかありませんが、私は最初に決めた目標である「42歳になるまでに出産
」の時期を越えたら
すぐにあきらめた・・というか切り替えたと思います。
41歳8ヶ月で出産したので、続けたとしても4ヶ月だけだったんじゃないかな。
子供を欲しい気持ちは大きかったのですが、
私は旦那っちが大好きで、夫婦二人での生活に何の不満もなかったし楽しかったので



不妊治療を経験し、可愛い息子に恵まれて。
私は今とても幸せです


でも、一つだけ悩んでいる・・というか、たぶんこれからも悩み続けるべきことがあります。

不妊治療をしていることは結構公言していました。当時隠す必要を感じていなかったので。
私のまわりの人はほとんど知っていると思います。
ただ、息子っちには成人するまで・・いや、自己確立ができるまでは不妊治療して授かった命であることを
伝えない方がよいのでは?と出産してから思うようになりました。

高度不妊治療によって生まれてくる子供が年々増えるに伴って
不妊治療に関する研究(母親の心理的なもの、児の予後研究など)もこれから進んでいくと思います。
例えば数年先数十年先に「顕微授精で生まれた児は(自然妊娠で生まれた児よりも)癌になりやすい」とか、何らかの話題にのぼったとして
(信憑性があるなしに関わらず)そのことで余計な悩みを抱えてほしくないからです。
ただ、これだけ公言してしまったことを息子にいつまで隠せるのかわかりません。
彼が真実を知った後、何かに悩んだり躓いた時はきちんと支えていかなくては

これは不妊治療を選択し、息子を出産した私の課題としてずーっと持って行かなければいけないと思っています。

さて、なんだか長くなりました。
以上でまとめ終わりま~す(笑)

現在治療中のみなさんも、治療こそしていないものの子供が欲しいと思っているみなさんも、みんなみんな幸せになりますように