初めてのお通夜

息子っちがお世話になっている保育園の非常勤職員の方が先日亡くなられ
お通夜と告別式がありました。

お通夜の前日に同級生ママLineで連絡がまわってきましたが
ご迷惑でなければご家族、お子さんも最後に顔を見せていただけると嬉しいです
とのご遺族からのコメントも後押しとなり
息子っちと一緒にお通夜に参列することにしました。

この職員さんは息子っちのクラスに朝いらっしゃることが多くて
子供達がママと離れられなくてぐずっていたり
お支度ぐずぐずと時間がかかっていたりすると
カラッと叱り飛ばして元気にしてくれるおばあちゃんという感じでした。

私も何度か叱られたこともあり
「ママがいつも手伝ってるから、息子っちくん一人で着替えできないのよ!
家でも一人でさせなさいね」とか
「ママいなくなったらちゃんと気持ち切り替えるんだから、ほらほら、早くいってらっしゃい!」と
お尻を叩かれたり
同年代(私にとっては年下)の先生がたぶん言いづらいことも
嫌味なく言ってくれる方でしたので
たぶん先生方の信頼も篤かったと思います。

先月まで普通に元気にいらっしゃっていたので
訃報に「病気療養中」と記載があり、とてもびっくりしましたが
がんの治療をしながら保育園での仕事を続けていたとのこと。
子供達にまた会いたい・・と病院でも最期まで頑張っていらっしゃったそうです。

お通夜で飾られていた写真にも
お孫さんをかわいがる姿がたくさんあり、本当に子供が大好きだったんだなぁと
改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

息子っちが全部理解できているかどうかは謎ですが
先生は天国に行くことになったから、お別れの会(お通夜)に行くよ。
最後に「先生さようなら」ってご挨拶しようね。と説明しました。

他のお友達も数名一緒でしたが、一人ずつだとお利口にできても
お友達と顔を合わせたら、わちゃわちゃ~っとみんなでふざけあってしまうのは仕方ないこと。
そこ、触っちゃだめ~!よっかからないの~!座り込まないで~!と注意しっぱなしではありましたが
お焼香も上手にできましたし、遺影の写真を見ながらきちんと両手をあわせていました。

一度通夜ぶるまいの席に座り、みんなでお茶を一口ずついただきましたが
故人と対面できる・・ということで再び祭壇のお部屋へ移動。
息子っち、怖がるかな??と少し心配しましたが
とっても綺麗なお顔で、息子っちも「先生、寝てるね~」と言っていました。

その後、晩御飯の時間もあるので、もうこれで帰ろうね・・となったのですが
先ほどの席でテーブルにいろいろお料理が並んでいたのを見ている食いしん坊息子っち。
「ここでご飯食べるの~!!!!!!!」と泣き喚き
「ここはレストランじゃないの。みんな帰るから一緒に帰るよ!」と
半ばひきずるように会場を後にし、外の自転車置き場まで戻ったところで
またもアクシデント!

「ママおトイレ!」と言った次の瞬間「我慢できない~」と自転車の上で全て出し切り(笑)
まだトイレに行くというので、他のママに「先に帰ってね!」と声をかけて
トイレに行くももう出ない。
再び自転車置き場に行くと誰もいないので息子っちまたも大泣き
「みんなと一緒にかーえーりたかったのーーーー!!!」
着替えなんて持っていませんし、私も喪服なので極力抱っこしたくないし
(落ち着いて考えればすぐクリーニング出すんだから抱っこしても良かったんですけどね^^;)
気持ちの切り替えより風邪ひかないように着替えがさき??と、
泣き叫び続ける息子っちをそのまま自転車に乗せて
ダッシュで家に帰りました。

最後なかなか大変ではありましたが
でも、先生にちゃんとご挨拶できて良かったね。
会葬御礼として息子っちも食べられるお菓子のセットをいただきましたが
翌日から少しずつ食べながら「先生天国行ったの?」と空を見上げたりします。

先生、ありがとうございました。
これからも息子っち達みんなをお空から見守ってくださいね。