D15 初めての採卵(いつもより更に長文(笑))

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平成26年3月17日(月)

前日の夕方に電話をして、「8時に来てください」と言われており
いつもどおり6時半頃には家を出ようと思っていましたが・・。

ねっ・・眠れない。
普段とても寝つきの良い私、いったん眠りについたのですが
3時前に起きてしまい、その後一睡もできませんでした(涙)

5時過ぎに起き出して、仕度をしてご飯を食べて。
旦那っちにお願いして「おたまさん」をいただきました。

初診の時に凍結したものもありますし
心配してくれた旦那っちが「一緒に行こうか?」と言ってくれていましたが
今日は年度末も近い月曜日。
しかも、初めての採卵でどんな手順でどれくらい時間がかかるかもわからないのに
急に「お休みとってください」とは言えません^^;
半休ではすまないかもしれないものね。

ということで、今回は「採取から2時間以内の精子持ち込み」を選択。
私よりマメな旦那っち。
クリニックからもらった専用容器をタオルにくるんで、緩衝材に包んで
さらにビニール袋に入れて渡してくれました♪

冷蔵保存のスプレキュアは保冷剤と一緒に包んで、別々のカバンに格納。
いざ出陣です!

ところで、排卵時期になるとおりものが増えたり
なんとなく体の異変・・というか、いつもと違う感じがある人も多いと思いますが。
今期は排卵剤のクロミフェンやスプレキュアなどの効果なのか何なのか。
(感覚的にですよ、実際は出ていない)粘り気のあるおりものがだらだらーと出ている感じがあって
「たっ、たまご産むー。たまごうまれるーー」ってついつい言葉に出したくなる気分でした^^;
にわとりかっ!
って自分に突っ込みながらも、でも、実際たまごを取りに行くんですものね(笑)
不妊治療してなかったら、こんな感覚経験することなかっただろうなぁ。

さて、にわとりの気持ち状態で病院に着いたのが7:32

病院に着いたらいつも診察券をとおして受付票をもらいますが、
採卵の日は「IVF受付」に並びます。
いつも長蛇の列になっているのを見ていましたが、この日は幸い2人しか並んでいません。
受付で同意書を渡したりあれこれ確認した後にもらった受付番号は107番です。

採血するのかな?と思っていましたが、すぐに8階に行くように指示。
初めての「リラックスルーム」です。
8階の窓口で、おたまさんを提出し。
血圧を測ったあと、しばし滞在する「12番」のお部屋の鍵をもらいました。

「ピンクの術衣に着替えてください」とだけ言われ
着替えたからまた看護師さんに声かけるのかな?どうするのかな??と不安でいっぱいでしたが
ベッドに行ってみると、壁に当日の流れが書いてありました。

術衣に着替えたらベッドで休む

お手洗いは手術直前に案内するのでそれまで安静。

お手洗いを済ませた後も、再度呼ばれるまでベッドで休む。

・・・夜中に目が覚めて睡眠不足だったワタクシ・・爆睡^^;

ただ、私のいた12番はちょうど手術室の前にあたり
扉が開いた時にいろんな音が聞こえてくるのです。
一番イヤなのは、メスのような器具がこすれるような金属音。
一人だいたい10分くらいでしょうか。
採卵が終わって看護師さんと一言二言言葉を交わしている様子も
そんなに辛そうではない。

うん。大丈夫。

そして、私の順番がまわってきたのは9:10分頃。

前の人が手術室に入ってから、手前の椅子に座ってみると
あっ。あつい!
椅子の後ろには暖房器具と加湿器。
まぁ。たしかに薄い術衣しか着ていないので、風邪ひかないようになんでしょうけど^^;
前の方が寒がりだったのかなぁ。尋常じゃない温度で、ちょっと離れちゃった。

そして、扉が開き、「まりあさーん」と呼ばれました。
「はーい♪」
必要以上に元気よくお返事してみましたよ^^;
中を見ると正面に手術台、卵子を傷つけないように照明は薄暗く。
そして、手術台の足元あたりに座るおじいちゃ・・いや、男性の先生。
カチャーン、カチャカチャー
よくわからないけど、銀色の入れ物に同じく銀色の(メスみたいな)器具をいれて
カチャンカチャーンって鳴らしてる・・。
その音が怖いのよぉぉぉ。

ベッドに後ろ向きに立たされて、術衣をまくって倒れこむ。

消毒してエコー。
「いいですね~(まだ排卵してない)」と言われて嬉しかったのもつかの間
看護師さんに「お腹押して」と先生が言うなりぐりぐり押される。
いたいーー(涙)

「残念だけどね~」
「卵胞が子宮の奥にあるんですよ。ほら」
と、画面を指されました。
よくわからなかったけど、看護師さんが「ここが子宮で、(卵は)ここ」と教えてくれる。
うーん。何回も言われているけど、やっぱり奥だね~^^;

お尻が浮いちゃってるので、もう一度体制戻して~。
はい我慢してねー。
「とーん、とーん、とん」を言われながら針がずーん、ずーん、ずんと入ってくるのがわかる。
でも、ここまで来たら我慢できない痛みではない。
後は画面を見ながら吸われていく様子を確認していたのですが
・・・・とにかく時間が長く感じられました。

5階の待合室に説明用のVTRがあって「採卵は針でこのように吸い取ります。ちゅーっ」って
あっという間に吸い取られていく画像がありますが
あれは絶対早回しだーー(笑)

左側の画面では、とった卵の画像があったようですが
こちらは見る余裕がありません。
他の方のブログで「1リンスー」とか「1エッグー?」とか聞こえると知りましたが
それも聞く余裕はありません^^;
胸に置いた手に少しだけ力を入れて
はーー、ふーー、はーー、ふーー。
私、歌とか管楽器の経験もありますので
自分を落ち着かせるための呼吸コントロールは得意です。

体勢とか痛みとか、いろんな状況に慣れて来た頃に終了。
ガーゼを突っ込まれてそのまま手術室の外に出ます。

歩けるし、喋れるし
無麻酔で採卵してもらえる技術に感謝。

その後20分ほどベッドで休んで。
お手洗いでガーゼを取って確認。
「万国旗のような」とか「手品師になった気分の」との
皆さんの表現がよーく理解できました!!!

出血はほとんどなし!
おじいちゃん先生、ありがとう♪

さらに、看護師さんが持ってきてくれた紙には
「採卵数:1個」と書かれておりました。
良かったよぉぉ。年齢考えると、取れないとか空胞とかよくある話ですものね。

その後着替えて9階に行くと、ほどなく問診室に呼ばれました。(10時頃)
ここで培養士さんの話を聞きます。

「先ほど一つ採卵できました。成熟卵です。こちらですね~。」
画面を見ると大きな丸っこいたまごさん。
そうか。成熟していたか。よしよし~。

旦那っちのおたまさんの検査結果も出ていましたが
私の持ち運び方が乱雑だったのでしょうか。
運動率が低いそうで顕微授精になるとのことでした。

体外受精と顕微受精のデータ上の違い
(分割する確率、着床する確率)を説明してもらい
納得した上で「顕微でお願いします」と依頼。
無事に受精しますように・・・。

その後は5階で診察を待ちます。
平日でも非常に混雑しているKLCですが
タイミングよくすぐにソファに座ることができました。
ここで1時間ほど待ったのですが、その間に・・。
お腹がどんどん痛くなってきます。
とはいっても、生理痛みたいな感じ。二日目くらい。
耐えられなくはないけど・・いっ。いたい。

診察の時に絶対にロキソニンを飲んでも良いか確認しよう!と心に決め
ようやく11:10頃に診察室に呼ばれました。

初めての男性の先生。
「一つ採卵できたということで、説明は聞いていますよね~」
あとは、翌日に受精確認の電話をし、大丈夫なら移植は2日後とのこと。
19日の水曜日ですね~と言われ
午後休で行きたいなと思いましたので「13時でも大丈夫ですか?」と質問したところ
できれば12時半には入って欲しいとのお返事。

うーむ。ちょっぴりフライングしてダッシュするしかないな。

受精卵を移植するのは来週なのかな?と思っていたので
早い展開に驚きつつですが。

とりあえず、初めての採卵無事に終了!

11:30にお会計が終わってからゆっくりと会社へ。
(いつものテンポで歩けない)
午後は普通に・・とは行きませんでしたが
なるべく椅子から動きまわらないようにして
仕事もしっかりしてきましたよー^^;

あっ。本日のお会計
採卵消耗品(採卵針・培養液)費用として
40,000円

今までで一番大きい金額ですが・・。
またすぐにんー十万出てっちゃうんだろうな。