妊娠中にお悔やみごとがあったら・・

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先週の話ですが、同じ会社で仕事をしていた方が急逝し
お通夜と告別式が行われました。

61歳。
経験も豊富なので、部署は全く違うけど仕事上教えてもらったことがたくさんありますし
休憩室などでのおしゃべりもとっても楽しくて
その方の部署の若い女の子達は「お父さん」って呼んでいたくらい
とてもあたたかくて素敵な方でした。

お通夜の案内が来た時に行こうかどうしようか、はたと悩む。
妊婦は葬儀に出てはいけないんじゃなかったかしら?と思ったので。

ネットでもあれこれ調べたところ
(地域によっておそらく違うのでしょうけれど)
体調をくずさないように・・との配慮の元
参列するとしてもお通夜のみが良いとか、
お香典のみお渡しして出産後にご挨拶に行った方が良いとのこと。
参列する際はお腹に鏡を忍ばせるとか、アルミホイルを巻くという記事もみつけました。
また、迷信だと全然気にせず参列する方もいるようです。

私が妊娠中なのを知っているのはまだ社内で二人だけでしたので
小さな手鏡を腹巻に入れてお通夜のみ出席かな・・と心を決めていました。
結果的には唯一社内で私の妊娠を知っている女性(先輩)に
「お腹のことが優先だよ。お香典預かってあげるから、行っちゃダメ」と言われ
そうだよな。もしもこの子に何かあったら大変だし・・。
と、今回はお香典のみ包みました。

迷信と言ってしまえばそれまでですが
私自身はこういった言い伝えとか風習とか迷信などは
結構気にしてしまう方です。
母の田舎にもたくさんの風習がありますが
その一つ一つを子供の頃から聞いていたせいかもしれません。

そして、今はまだ心拍の確認もできていないけど
つわりが始まり、その存在が確かなものになっていますので
この子を守るためにできることは全てやっていきたいと強く思うようになりました。
後で「あの時に○○をしたから」と後悔だけはしたくないですものね。

もちろん、親兄弟、親戚が亡くなったりしたら
体調が悪くない限り葬儀の場にいなくてはいけないでしょうし
全ての妊婦さんが通夜や葬儀を避けられる訳ではありません。
だからこそ、「鏡」など反射するものを持っていれば大丈夫・・という
言ってみれば救済措置みたいなものがあるのでしょう。

年齢があがってきたからでしょうか
ここ数年は知人やその家族が亡くなるという知らせが届くことも増え
年に2回くらいは喪服を着る機会があります。
来年5月に出産するまでの間に、
(無いと良いなと思いつつも)もしかしたらそのような機会があるかもしれません。

考え方は人それぞれでしょうし、その時々の立場によっても
対応がかわりますが
他の妊婦さんはどうしているのかなぁ?と思い
記事にしてみました。


少し話が変わりますが、私の母の地元(離島)では
「家を建てている人は親兄弟のものであろうと、葬儀に出てはいけない」という風習があります。
島の全ての人が気にしている訳ではないでしょうけれど
母の叔母は、家を新築中に弟が亡くなり、まわりの反対を押し切って参列したところ
すぐに息子(母の従兄)が交通事故でなくなったという悲しい過去を持っています。
このことから、うちの親戚一同にとっては絶対に守らなければならない掟になりました。
今年の3月に私の叔父がやはり急逝したのですが
私は引越し間近でしたので、「絶対に来るな」と言われ、
叔父とも最後のお別れができないままに今を迎えています。
来年落ち着いたら、一度島に行って
出産の報告もあわせてゆっくり挨拶できればいいなぁと思っています。